交通量調査のバイト
学生だった頃、夏休みに海外で短期留学していたので、バイトもやめて収入のあてが全然なかったとき、クラスメートに交通量調査のバイトをしないかといわれました。
12時間外にいて、人が通り過ぎるとカウンターをぽちっと押すだけです。
その日に現金もらえるので、確かにおいしいとは思ったのですが、12時間も外にいるって結構辛そうでしたが、日雇いなので嫌なら二度とやらなければいいと納得して一度やってみることにしました。
朝6時前に有楽町駅に集合で、12時間決められたところに3人でローテーションして通行人の数をカウントします。
10月ごろだったと思うのですが、暑くもなく寒くもない時期とはいえ、ビルの日陰で座ってじっとしているのは結構寒く、かといって歩き回るのは許されないので非常に辛かったです。
3時間ごとの休憩中はどこにいってもいいのですが、とにかく家に帰って寝たいと思いはじめると何をやってもつらいだけです。
週末はお昼くらいまで人通りもほとんどなく、座っているのが本当にきつかったです。
居眠りもできませんし、飲み食いもできないので、本当に午前中は退屈でした。
午後になり少し暖かくなってきても、人の通りも数えるのに忙しいというほど多くもなく、とにかく時計とにらめっこ状態です。
3時も過ぎるとだんだんまた肌寒くなってきて、じっとしているのが寒くてどうしようもなくなり、こんなことならもっと重装備で臨むのだったと後悔しつつ、こんなバイト二度としないという決断もできました。
5時も過ぎれば、あたりは真っ暗で、あとは終わる時間をまつばかりです。
朝かなり早く起きて有楽町にやってきたので、もう疲労の限界でした。
寒いし、疲れているし、退屈だったしで、もう精神状態もボロボロだったと思います。
こんなバイト何度もやりたい人いないから日雇いで募集しているのが理解できました。
仕事があるということはありがたいことですが、この経験で卒業前にはちゃんと就職活動して、納得できる仕事を探そうと決意しました。